- 当法人は、利用者の人権尊重を基本理念に掲げ、利用者の有する能力及び適性に応じ、自立した生活を営む事ができるように、生きがいのある生活の場を提供いたします。
- 当法人は、利用者はもちろんご家族の希望を重視した、個別の課題を的確に設定し、日々見直すサービスを提供いたします。
- 当法人は、利用者が高齢化する状況に対応するために、医療・保健機関・近隣施設との連携をはかり、食事の配慮・リハビリテーションの実施、利用者の状態の経年化の把握を行い必要な方策の策定と推進に向けて、努力してまいります。
- 当法人は、地域社会との連携の絆を強め、地域の人々との交流及び社会交流の輪を広め、開かれた法人であることに努力してまいります。
理事長挨拶
指定障害者支援施設北摂信愛園は大阪府北部に位置し、大阪府池田市と京都府亀岡市を結ぶ摂丹街道(国道423号線)沿いにあります。いまでは国道が整備されたおかげで外出をするのに大変便利になって参りましたが、施設は山に囲まれ、横にたたずむ石塔に静かに流れる時間を感じます。春はヤマザクラ、夏は蝉しぐれ、秋は落葉、冬は牡丹雪とご利用者の皆様も四季の変化を身体全体で感じ、自然の息吹ときれいな空気を体いっぱいに取り入れ、お一人お一人が自分のペースに合わせて、心豊かにゆったりとした生活を送っておられます。
北摂信愛園は、恵光学園(現明光学園・明光ワークス)卒園者のご家族が相寄って、「社会から取り残されようとする子供たちを、何とか自分たちの力で生産に従事でき少しでも自信を持って暮せるように」との念願から、昭和39年に北摂信愛授産所を設立したのが始まりです。
その後、大阪府並びに関係当局の指導援助を受け、昭和44年に社会福祉法人の認可が下り、知的障害者援護施設として認定され、北摂信愛園が誕生しました。
この間、初代理事長である大川徳衛門氏を筆頭に、多くの利用者のご家族の血のにじむような努力が続けられたと聞いております。また、その後も施設拡張や施設整備のためにご家族の皆様から多大の御協力をいただき、今日に至っております。
当法人は、ご家族の思いを最大限に尊重しつつ、ご利用者の皆様が安心して生活できる施設運営に心がけております。
今、社会福祉法人は運営する施設だけのことを考えるのではなく、いかに地域に根ざし、地域の福祉に貢献するかということが求められております。当法人としては平成26年とよの障害者支援センター「まーぶる」を立ち上げ、障害者相談支援事業を開始しました。今後も、豊能地域を大切にした事業展開を考えて行きたいと思います。
これからも法人の理念である “「信じる心」「愛する心」を大切にし、信愛園にかかわるすべての人々の『幸せ』をめざします。” を基本に頑張っていきたいと思います。
理事長 久保豊茂